【公式ショップ】 平凡パンチの三島由紀夫 番記者として自決までの3年間を濃密に ブックガイド、作家入門

自宅保管の品です。源氏物語解読―「うそ」の世界からの脱出 幻冬舎ルネッサンス 田中 宗孝。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。独立書評愚連隊 天の巻　大月隆寛　帯　初版第一刷　未読美品。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。京都近代文学事典 (和泉事典シリーズ 29) 和泉書院 日本近代文学会関西支部京都近代文学事典編。

平凡パンチの三島由紀夫 椎根和

『平凡パンチ』で三島は若者のアイドルとなっていた。十九世紀後半の英文学と近代日本　鏡味国彦　英文学　近代日本。番記者として自決までの3年間を濃密に過ごし、文豪の素顔に迫った傑作ノンフィクション。澁澤龍彦全集〈11〉 女のエピソード,偏愛的作家論,変身のロマン,悪魔のいる文学史,幻妖 他 河出書房新社 澁澤 龍彦。関係年表・新原稿等大幅増頁の完全版。大阪の俳人たち 4 (上方文庫 15) 和泉書院 山田 弘子。


１９６８年、超人気週刊誌の編集者として、ぼくは、スーパースター三島由紀夫と出会った。宮城県の民話 (県別ふるさとの民話 40) 偕成社 日本児童文学者協会。番記者で唯一剣道の弟子となり、共にハンバーグを食べ、編集部で音楽を聴き、結婚式でスピーチをもらう―割腹自決までの三年間、新宿騒乱に同行し、「楯の会」の秘事を間近で見つめるなど濃密な関係を築いた著者が、文豪の知られざる素顔に迫った。天涯〈第2〉花は揺れ・闇は輝き スイッチパブリッシング 沢木 耕太郎。従来の三島像を覆す、傑作ノンフィクション。雪野 文藝春秋 尾辻 克彦。

目次
第１章　“キムタク”なみのアイドルだった
第２章　ねじれにねじれ拡散した信条
第３章　スーパースター第一号誕生！
第４章　頭脳に“ものが入ってきた”
第５章　“ひどいから、いい”感覚
第６章　“イメージ”が、新しい哲学になった
第７章　“集合的無意識”世界への旅
第８章　ゲバラとアリと三島のダンス
第９章　気づかれなかった本当の遺書
第１０章　白い錬金術師の家


レビューより
三島のすぐ横にいた元編集者の視点
軽いノリの中身を想像していましたが、心地よく裏切られた感じです。c-225 岩波新書 解説目録 1975年 春※13。特に前半部分は、三島に剣道を勧められた筆者だけあって「普段着姿」の三島の息遣いが感じられて興味津々。六道ヶ辻死者たちの謝肉祭 KADOKAWA 栗本 薫。３０年以上前の出来事を筆者が細部にわたって再現する力量は、並外れた記憶力や精緻な資料のおかげなのか、はたまた名編集者の「技」なのかは判然としませんでしたけど。論集泉鏡花 (第1集) 和泉書院 泉鏡花研究会。。血風ペリリュー島―この闘魂を見よ! 叢文社 船坂弘。。新・時代小説特選集パンフ　六興出版部目録　柴田錬三郎　松本清張　中山義秀　井上靖　檀一雄　井上友一郎。



三島さんの本は数冊読んだだけですが、あの時代がどんなものだったのか、三島さんとはどんな人だったのかという疑問に答えてくれるよい本でした。四つの愛の物語 ’90: クリスマス・ストーリー ハーレクイン ラス スモール。



平凡パンチという雑誌の存在は年齢故、私は知らなかったのだが、本書によれば今で言う「プレイボーイ」のようなもので、三島はそういう雑誌でもスターとして扱われていた。文学2017 講談社 日本文藝家協会。本書の最大の魅力は、筆者がその雑誌の編集者として三島最後の数年間に三島と非常に近しい関係を有しており、その関係を基に人間としての三島のエピソードをふんだんに盛り込んでいるところである。ゲーテ詩集 (小沢クラシックス 世界の詩 世界詩人選 1) 小沢書店 J.W.von ゲーテ。紹介されているエピソードはどれも興味深いもので、書斎には無数の漫画本があったとか、緻密な日程表が貼付けてあったとか、興味は尽きない。霍去病 下: 麒麟龍彗星譚 河出書房新社 塚本 青史。「三島伝説」を解明するために、貴重な資料的価値を有する一冊だと言える。黄昏たゆたい美術館 実業之日本社 柄刀 一。